健康寿命という言葉は、いまでは世界共通語となりました。2000年に日本が国連で提唱をしたワードで、和製英語でアメリカやイタリア・カナダなどでも使用をされています。世界随一の長寿国であるため、多くの国々でその運動を取り入れたいと言われるようになりました。なかでも平均寿命が45歳であったベトナムでは、とくに強い関心を示されているほどです。
まず人間ドックなどの健康診断をする環境がこの国ではなかったので、日本ではASEAN連合のリーダーとして各地に大きな病院の建設を支援しました。ホーチミンで計10件の総合病院が誕生をしており、現在はここで人間ドックを受けることが可能です。そしてホーチミンでは人間ドックの際は、毎日の食生活に関する指導もするようになりました。ホーチミンだとコメを主食とする文化が基本であったので、毎日20キロ以上のコメと塩を使ったうどんを夕食からランチでも口にするのが基本です。
ところが塩分を10グラム以上も摂取することで、高血圧から動脈硬化・狭心症を誘発した結果45歳という寿命になりました。現在はホーチミンでは管理栄養士を育成しており、その方々が人間ドックで個人にあった栄養指導をしています。まず基本的な食事を見直すことを優先としており、アメリカやイタリアのように小麦をメインにしたパンや、スープ・カレーなどのジャンクフードを積極的に口にして、体力を高めるようにと言われるようになりました。
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