超音波検査は身体に影響のない方法

通常人の耳に聞こえる音の範囲は、20MHz~20KHzとされています。超音波検査とは、人が聞くことができない4MHz~15NHzの超音波を身体の表面に当て、体内の組織にぶつかって跳ね返ってきた音を画像にした検査です。この跳ね返ってきた音をエコーと言い、エコー検査と呼ばれることもあります。基本的にこの音波を当てることによっての痛みはありません。

身体への影響が無い為、繰り返し検査しても安全です。超音波は空気を通さないので、検査の際には機械との密着度を上げるため、身体にゼリーを塗布します。腹部・頚動脈・甲状腺・乳腺・心臓・下肢動脈・下肢静脈などを調べることが可能です。このうち腹部では、主に肝臓・腎臓・胆嚢・膀胱・前立腺・子宮・腹部大動脈などを検査し、脂肪肝や胆石・腎結石・良性腫瘍や悪性腫瘍・動脈瘤など、極めて重要な疾患を発見することができます。

超音波検査は、大きな磁石と電波を使って検査するMRI検査や、少量の放射線(X線)を使うCT検査などと並べて比較されることの多い検査法です。その中でも音波を使うことで人体への影響がほとんど無く、身体の中の多くの情報を得られることが特徴としてあげられます。使用する機器が違うので、病院によって検査方法に違いがあります。MRIやCTの検査の安全性には多くの意見があり、賛否が分かれるところです。

超音波検査は安全性の点で注目されており、会社の健康診断などでも用いられるようになってきています。

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