立体駐車場には二種類ある

立体駐車場という言葉は日常的なものですが、それだけに誤解したまま使ってしまっている人も多いため気まずい思いをしないよう、しっかりと確認しておきましょう。まず「立体」ということですから「平面」ではない、つまり平たい場所にある駐車場以外を指すということは明白です。平地にあるパーキングを立体駐車場とは誰も呼びませんので、ここの部分は大丈夫でしょう。しかし、立体と言っても多くの駐車場はさらに細分化されているのが現状です。

それが、「機械式」と「自走式」で、デパートやショッピングモールなどに見られるビル状の駐車場は車が「自分で走って」上階にいくわけですから「自走式」と呼ばれます。いっぽう、マンションなどによくある機械が車を持ちあげ上階へ運んでいくものを「機械式」と呼ぶのです。日常生活ではこの二つを使い分けずに一緒くたに「立体駐車場」と呼んでもそれほど大きな問題はありませんが、自分が家を買ったり借りたりする場合、ただ単に「立体駐車場」ではなく機械式なのか自走式なのかということは厳密にチェックしておく必要があります。一般的に機械式のほうが機械の設置費用が高く、またメンテナンスも必要なためコストは高くなります。

また自走式はランニングコストは低いものですが、老朽化して建て替えとなると高額な費用が必要となるため、マンションなどでは管理費で賄えず死活問題にもなってしまうのです。正確な言葉の定義を理解し、しっかりと下調べしておくことが大切になります。

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