日本全国での自動車の総保有台数は7000万台以上です。いまや日本中に自動車があふれていますが、都市部を中心とした駐車場不足も起きています。反面、郊外に大型ショッピングモールなどが立地することによって中心市街地の空洞化が進み、未利用の空き地も増えてきています。土地は利用せずに遊ばせておくだけでも固定資産税などの維持費がかかってきます。
そのような土地を有効利用する手段として注目されているのが、コインパーキングです。極端な話、車一台余裕をもって駐車できるスペースさえあれば、どこでも開業することができるのです。コインパーキング経営には大きく3つのパターンがあります。一つ目は自己運営型のもので、駐車施設などの設備投資まですべて土地所有者が負担し、その代り収益もすべて土地所有者に帰するというものです。
運営に関しては業者に任せることもできます。二つ目は土地を業者に賃貸するものです。この場合は設備投資、運営といった専門的知識を要する部分はすべて業者が行い、土地所有者は土地の賃料を受け取ることができるというものです。通常の地代家賃と同じく安定した収入が確保できるのが利点です。
三つ目は業者との共同経営的なスタイルのものです。設備投資と運営はコインパーキング業者が行います。そして土地所有者はその駐車場の収益を業者と折半するのです。稼働率が上昇すればするほど収益が増える利点があります。
日本にはまだ700万台程度のコインパーキングしかありません。多くの業者が立地条件の良い土地の所有者をパートナーとして求めています。未利用の空き地をお持ちの方は有効活用のために是非相談してみてはいかがでしょうか。