人間に住むところが必要なように、自動車にも保管スペースが求められます。それは自宅だけでなく、出先においても同様です。未だ自動運転が発展途上なだけに、勝手に時間を潰してもらうわけにもいきません。一方、日本は国土が狭い上に、都市部ともなると土地は争奪戦の様相を呈します。
車を停めるスペースはいくらあっても足りず、深刻な社会問題です。これを解決する方法として、立体駐車場が積極的にとりいれられるようになりました。これならば横ではなく、上に広げられますから、場所が限られていても安心です。立体駐車場にはいくつかのパターンがあります。
まずは一般的な自走式のスペースです。自分でマイカーを運転して指定の場所まで移動してもらうため、機器を導入する手間が省けます。ただ、スロープを使って上ってもらうことになるため、それだけ空間を確保しなければなりません。もっと無駄なく土地を活用したいのであれば、機械式にしてしまう手もあります。
これならば最初に車をセットするだけで、リフトアップして駐車スペースに保管してくれるので便利です。この場合はセキュリティが向上する反面、初期投資額は大きくなります。他にも、国交省の認定を受けることにより、消火設備を一部免除してもらうという手も有効です。次の技術革新はいつになるか分からず、しばらくは保管場所に悩む日が続きます。
それだけに立体駐車場は、ユーザーにとってもオーナーにとっても、まだまだ信頼性が高いサービスです。